最終更新日:2018/05/22
 

関西医療情報技師会は、主として関西を基盤に活動する医療情報技師が自発的に集い、医療情報技師が今後の医療情報に貢献していくことを目指しています。医療情報技師の間で医療情報の事例等の情報交換を行ってノウハウを共有し、定期的に特定テーマのもとで勉強会を行い、医療情報技師としてのスキルの向上を図っています。また、医療情報技師の認知度を高める活動を行っています。

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概要

 テーマ 医療情報システムにおけるクラウドコンピューティング
開催日時 2011年5月14日(土) 13:00~17:00
会場 大阪医科大学 新講義実習棟 (大阪府高槻市)
 医療情報技師
更新ポイント
 3ポイント
 参加費 会員1,000円 非会員 2,000円 (全額、東日本大震災義援金として寄付します)
 定員 150名
 懇親会 クアトロチンクエ 高槻店 17:30~
 共催 なし
 後援 医療情報学会関西支部
 兵庫医療情報研究会
 関西医療情報処理懇談会(KMI)

 今回は、最近話題の「クラウドコンピューティング」が医療情報システムにどのように寄与することができるのかをテーマに勉強会を企画しました。総務省から出されている「ASP・SaaS事業者が医療情報を取り扱う際の安全管理に関するガイドライン」を読み、その内容を踏まえた上で、実際にSaaS型の医療情報システムに対するサービスを展開しているベンダーさんから製品に関する説明をしていただき、北岡先生・山野辺先生の講演の後、これらに対する考えなどを皆様とディスカッションしていきたいと考えています。

 なお、3月11日に起きた東日本大震災で被害に遭われた方々への支援の気持ちを込めて、関西医療情報技師会から今回の参加費は全額、日本赤十字社へ東日本大震災義援金として寄付させていただきます。

 大勢の方々に参加いただき、実り多い勉強会にしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 

内容

[セミナー]
 「ASP・SaaS事業者が医療情報を取り扱う際の安全管理に関するガイドライン」を読み解く
 講師:森 夏樹(和歌山県橋本市情報推進室)

 医療情報に関係するガイドラインが厚生労働省などの省庁、その他学会や企業などからいろいろ出ていますが、今回は、そのうち昨年12月24日に総務省が公開した「ASP・SaaS事業者が医療情報を取り扱う際の安全管理に関するガイドライン」について、どのようなことが書いてあり、それらを理解するためにはどういう知識が必要なのかについて解説していただきます。この後に行われるシンポジウムのテーマになっている「クラウド・コンピューティング」に深く関係するところでもあります。

[シンポジウム] 
医療情報システムにおけるクラウドコンピューティングの現状と今後の動向

1.画像保存のクラウド化
 講師:大越 厚(GE Healthcare Japan)

2.SaaS型診療所向け電子カルテ "Future Clinic21 ワープ"のご紹介
 講師:館 眞利(ワイズソリューション株式会社)

3.SaaS型病院向け電子カルテ "MegaOakSR"のご紹介
 講師:長尾 恵司(日本電気株式会社)

4.個人向けの電子カルテ管理サービス "ポケットカルテ"のご紹介
 講師:北岡 有喜(日本サスティナブル・コミュニティ・センター)
 ※北岡先生の資料・・・ (IT戦略本部 第8回 医療情報化に関するタスクフォース 資料4) 

5.医療情報とクラウドコンピューティングの今後
 講師:山野辺 裕二(国立成育医療研究センター病院)

 実際に、医療情報分野でクラウド・コンピューティングを活用した製品・サービスを提供している各ベンダーさんに、それらの製品・サービスの特徴を紹介していただき、その仕組みを学びます。

 その後、「どこでもMY病院」構想で先進的なPHRの事例として注目を浴びている「ポケットカルテ」について、独立行政法人国立病院機構京都医療センター医療情報部長の北岡先生にご講演いただき、最後に「クラウド・コンピューティングのセキュリティ評価指標」などを提唱しておられ、この分野の第一人者でもある山野辺先生に、医療情報とクラウド・コンピューティングの今後について語っていただきます。

 講演終了後には、シンポジストを囲んで、質疑応答や事前に募った質問などについてのディスカッションを行う予定です。
 

総括

 勉強会終了後、参加者の皆様から内容についてのアンケートをとりました。その結果を踏まえての総括です。

 今回、勉強会のテーマとしてクラウドコンピューティングを取り上げました。当初は、医療情報システムへ適応させたベンダーさん数社に講演していただき、実運用を経験したことによる問題点などを突っ込んでディスカッションする予定でしたが、ちょっと時期尚早だったようで対応してもらえるベンダーさんがほとんどおらず、総括的な話がメインになりました。しかし、内容的に素晴らしい講演が多く、結果的に医療クラウドの現状と今後の動向を知るには、ちょうどよかったのではないかと感じています。

 会場に関しては、大阪医大の方に多大な協力をいただき、お借りすることができました。大阪で200人程度が収容可能な会場を探すのはなかなか大変なのですが、評判もよかったので、また機会があればお願いしたいと思います。

 東日本大震災への義援金として、約24万円を募金することができました。今回の勉強会開催にあたり、講師の先生方や世話人の方々など多くのお力をお借りすることができて実現できました。ありがとうございます。

 今後、勉強会で取り上げるテーマとして上級医療情報技師試験対策を希望されている方が何名かおられましたが、関西医療情報技師会としては、医療情報技師がそれぞれの立場で個々のスキルアップを図り、医療情報技師としての力量を上げてもらえるようにするために勉強会を開催しています。そのため、申し訳ないのですが、試験対策などを行う予定はありませんので、ご了承願います。

 多くのご意見、ありがとうございました。いただいたご意見を参考にさせていただき、今後の勉強会に役立てていきたいと思いますので、今後もどうぞよろしくお願いいたします。
 

担当世話人

  • 和歌山県橋本市情報推進室 森 夏樹
  • 株式会社エムケイエス/大阪大学 真鍋 史朗
  • NECシステムテクノロジー 大本 昭徳