電子カルテの3原則は、法的な整備がなされないまま自己責任という曖昧な形で運用されています。一方、画像ワークステーションや診断解析ソフトなどは、薬機法等で厳密に審査され、ウイルス対策ソフトのインストールも出来ないほどです。
しかし、患者の診療の根幹となる電子カルテシステムは、技術的にはベンダーが3原則を満たしていると公表しているのみで、どこかが審査するわけでもなく、また、採用時にユーザが検証を行うこともされていません。3原則をどう満たせばよいかは、概念的には示されているが、その実現方法については、任されているため、ベンダーの捉え方の違いにより満たされていないものもあるかもしれません。
何の疑問もなく電子カルテを信じてきたが、ほんとに3原則が満たされているかわからないのではないか?と疑問に思うところもあります。
そこで、今回は診療情報を管理する立場、臨床現場で利用する立場、システムを管理する立場の3名の講師をお招きし、電子カルテの3原則についてご講演頂き、シンポジウム形式でのディスカッションを交えながら、改めて3原則を見直してみたいと思います。
【講 師】
電子カルテの3原則を見直す (仮題)
※演題名は変更することがあります
1.武田 理宏(大阪大学)
「臨床現場でカルテを利用する立場から」
2.山野辺 裕二(けいじゅヘルスケア)
「システムやデータを管理する立場から」
3.阿南 誠(川崎医療福祉大学)
「診療の情報を管理する立場から」
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プログラム
13:00~ 開場・受付開始
13:30~ 開会
13:40~ 趣旨説明
14:00~ テーマ「電子カルテの3原則を見直す」
1.武田 理宏(大阪大学)
「臨床現場でカルテを利用する立場から」
2.山野辺 裕二(けいじゅヘルスケア)
「システムやデータを管理する立場から」
(休 憩)
3.阿南 誠(川崎医療福祉大学)
「診療の情報を管理する立場から」
16:20~ ディスカッション
16:50~ 閉会・事務連絡
17:00 終了
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