医療事故やB型肝炎に関する訴訟などでカルテ開示を求められるケースが増えています。しかし、現在、患者の情報をどこまで開示するのか、その範囲や内容、手続きなどが明確に定められていない病院もまだ多いと思われます。医療情報技師として、電子カルテシステムで開示すべき内容について、どのように保存し、出力するのかなどを考える次期に来ています。
そこで今回はテーマを「カルテ開示におけるシステムのあり方を考える」として、各病院・電子カルテベンダにおけるカルテ開示の現状についてお話いただき、ディスカッションでは、それらに対してあるべき姿はどういうものか、を皆さんで考えたいと思います。ディスカッションでは、会場からスマートフォンでリアルタイムアンケートに参加いただき、会場の意見を見ながら話を進めることも考えています。
なお、参加登録には peatixを利用します。参加費は事前に振り込んでいただくようお願いいたします。
プログラム
13:30~13:40 開会のあいさつ・趣旨説明
13:40~14:00 講演1 『当院におけるカルテ開示の運用と問題点』
演者:魚澤正克(JCHO大阪病院)
14:00~14:20 講演2 『電子カルテ時代における診療情報の開示にどう対応するべきか』
演者:佐々木啓充(市立豊中病院)
14:20~14:30 休憩
14:30~14:50 講演3 『カルテ開示について電子カルテベンダーに寄せられる声』
演者:高井康平(日本アイ・ビー・エム株式会社)
14:50~15:20 講演4 『カルテ開示における医療情報技師の役割とは』
演者:坂井亜紀子(大阪大学医学部附属病院)
15:20~15:30 休憩
15:30~16:20 ディスカッション
座長:櫃石秀信(神鋼記念病院)、真鍋史朗(大阪大学)
16:20~16:30 閉会のあいさつ・次回の案内
総合司会:森夏樹(橋本市)