厚生労働省のデータヘルス改革推進本部による「国民の健康確保のためのビッグデータ活用推進に関するデータヘルス改革推進計画」では、個人情報の確実な保護を前提に、個人並びに保険者の健康管理に関するデータを集約し、PHR(Personal Health Record)により個人の健康データをヒストリカルに、本人に対して提供するサービスが提唱されています。このようなPHRの利用推進に対して十分な投資効果を得るためには、個人の保健医療データをどのように活用するかの検証が必要であることが示されています。
そこで、今回は 我が国に適したPHRの情報システムモデルとはどのようなものか、ビジネスモデルとして展開するにはどうすればよいかをテーマとして、国内や海外の事例、国の方針などを参考に検討・討論したいと考えています。
プログラム:
講演1 武田理宏(大阪大学大学院医学系研究科 医療情報学)
「国内における PHRの事例」
講演2 黒田知宏(京都大学大学院医学研究科 医療情報学)
「EHR・PHRデータ活用の国際動向」
講演3 市川壱石(厚生労働省 政策統括官付 情報化担当参事官室)
「厚生労働省におけるデータヘルス改革とPHR の取組」